葉っぱで作られた作品をご存じでしょうか？

落ち込んでいるとき。

心がモヤモヤするとき。

さみしいとき。

葉っぱ切り絵アーティスト リトさんの作品を見ていると、「明日も頑張ろう！」「見ているだけで幸せ。」「優しい世界に癒やされる」そんな気持ちにさせられます。

この記事では、葉っぱ切り絵アーティストのリトさんのことや、栃木県初開催となるリト@葉っぱ切り絵展の内容をご紹介させていただきます。

1. 葉っぱ切り絵アーティスト リトさんとは？
2. リトさんの作品
3. リト@葉っぱ切り絵展 〜葉っぱの小旅行 in 栃木〜

みんなと同じように出来ない・・・

SNSのフォロワー数45万人のリトさん。
しかし、幼い頃からアーティストになりたかったわけではないそうです。
高校時代はゲーム一色の生活で将来のことは何もわからず、不安しかなかった。特になりたいものも勉強したいこともないけど、すぐに働きたくないからとりあえず大学に行くことに。
卒業後は、当時アルバイトをしていた寿司店にそのまま就職。
でも、いつまで経っても周りの人たちみたいに要領良く仕事をこなすことができなかった。特に臨機応変というのがすごく苦手、いつもと違うイレギュラーなことが起こると途端に頭が真っ白になって固まって動けなくなっちゃったりする。また、一つの作業を始めると集中しすぎて周りが目に入らなくなったり。毎日のように怒られてたので、仕事に行くのが恐かった。

ADHD（注意欠陥・多動性障害）という発達障害

寿司店を７年目に退職して、その後２つの会社に転職。しかし、同じような理由で長続きしなかったそう。なぜだろうと思い、「要領が悪い性格」とかで検索したら発達障害という言葉に出会う。
その特徴が全部見事に自分に当てはまったので、絶対発達障害だと思い、その足で病院に行くと、リトさんの思った通りADHD（注意欠陥・多動性障害）という発達障害の一種だと診断される。
この診断を受けて、リトさんはホッとしたそうです。
「自分の努力不足のせいじゃなかったんだ！」
これまでうまく噛み合っていなかった人生の歯車がガチャっと音を立てて噛み合った音が聞こえた気がした。これが、リトさんの人生で、最初にして最大の転機、ADHDと出会ったタイミングでした。

ノートの片隅に書いたアート

その後、就職支援の講座を受けることにしたリトさん。
でも授業が退屈で、なんとなくノートの隅に落書きを始めた。絵なんて全然勉強したことなかったのに、集中力だけは人一倍あることが自分でもわかっていたリトさん。画力がなくても、集中力だけで作品を作りあげることで、もしかしたらADHDの強みを発信できるかもしれないと思いついた。そこで1週間かけて、ノートにボールペンでものすごく細かい点描画を仕上げた。それを、SNSにアップしたら思った以上にたくさんいいね！がついたりコメントがもらえた。それ以降毎日細かいアート作品を描いてSNSに投稿するようになった。これがアートの方向に進んだ最初のきっかけで、2番目の大きな転機。
しかし、なかなかいいね！もフォロワーも増えていかない。そんなある日、たまたまネットでスペインの作家の葉っぱで作った切り絵を知ったリトさんは大きな衝撃を受け、すぐ外に出て葉っぱを拾ってきて、その日の夜に作ってSNSに投稿！それ以降毎日投稿し続け、半年くらい経ったころ、「葉っぱのアクアリウム」という作品に３万いいねが!!
これをきっかけに作品が売れるようになり、葉っぱ切り絵アーティストとして生活できるようになった。

リトさんが初めて描いた、カラーボールペンによる作品。

｢欲しい時はほら、ひとつちょうだいって｣
#言葉で伝えよう

「うんうん、パパそっくりだ！」
#イエティさん

「君の生まれた星〜Capricorn〜」
#山羊座

「エルマーのぼうけん」
#絵本

｢手と手を取り合って、今年も素敵な一年に｣
#HappyNewYear2023

「1月生まれの君におめでとう」
#ハッピーバースデー

2月1日(水)から2週間、リト@葉っぱ切り絵展がFKD宇都宮店の大催事会場で開催されます。
なんと、
展示会初日には、リトさんご本人が店頭に来て、サイン会を開催してくれる予定です。

1枚の葉っぱの上に広がる、繊細かつ緻密、優しく温かな温かな世界。
他の何とも比べられない、唯一無二のリトワールド。

当日は、約30点程の作品と関連グッズ・書籍を販売いたします。

期間：2023.2.1(水)→2.15(水)
時間：午前10時-午後7時
※最終日は午後4時まで
開催場所：FKD宇都宮店3F 大催事会場